VOICE OF LAKES #3 小川伸也選手

滋賀レイクスターズ

2015年04月08日 07:41

インタビューコーナー「VOICE OF LAKES」3回目は特別編!
先週日曜日の埼玉戦で通算200勝に到達したレイクスの7シーズンの歩みを、#5「シンヤ」小川伸也選手に振り返ってもらいました。

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Q.球団通算200勝という節目はどう感じますか?

A.一個一個、目の前の試合に集中して勝ってきた結果なので、選手としてはあまり意識していた数字ではないですね。シーズンで一つでも多くの勝ち星を上げて優勝するのが一番の目標なので。ただ、これだけの勝ち星を積み上げられたのは、支えていただいた皆さんのおかげなのはまちがいないです。それがなければこうしてプレーできる環境はないので、本当に感謝です。

Q.これまでの7シーズンで、印象に残っているシーズンはありますか?

A.うーん…。難しいですね。絞れないです。例えば、僕に子供が7人いるようなものですね。「どの子がかわいい?」と聞かれても、それぞれに思い入れがあって、どの子もかわいいと思うのと同じだと思います。

Q.7シーズンのうち、2011-12シーズンから4シーズンにわたってキャプテンを務めてきました。

A.当時のウエストオーバーHCにやれと強く勧められました。それまでにも「もっとリーダーシップをとれ」とよく言われていましたが、そういうポジションに置いてもらって、選手としても自信をつけさせてもらいました。立場が人を作るというか、それまでは一選手としての視点が中心だったのが、キャプテンになったことで、チームで白星をつかむということに面白味を感じられるようになりましたし。まあよく怒られましたけどね。「こんなキャプテンは見たことない、お前はリーダーだろ!」とか。

 当時は藤原さん(隆充)とか、寺下さん(太基)とか、年上の先輩がいて、自由にやれと言ってもらって、先輩たちについていくような形でキャプテンをやらせてもらって。2シーズン目に入るころから、少しずつ自分なりにキャプテンとしての面白味とかわかるようになりました。バスケットは外国人選手が多いので、どうやってコミュニケーションをとるかを考えたりとか。二人でメシを食べに行くとか、英語を勉強するとか、結局は人と人のコミュニケーションなんですよね。

Q.コート内だけでなく、コート外でも行動を意識したわけですね。

A.そうですね、コート内のプレーで引っ張るタイプのキャプテンもいますけど、自分はそこまでのプレーができる選手ではないので。そういう選手がうらやましいです(笑)。普段からのコミュニケーションの積み重ねで、試合中のここ一番でも相手の考えていることがわかるというか、以心伝心ですね。

Q.選手としては、2012-13シーズンから膝のケガに苦しむことが多くなりました。ケガをする前に挙げた白星と、ケガをした後の白星と、自分の中での意味合いは違いますか?

A.それはもう、全然違いますね。やはり、選手としては最後のブザーが鳴る瞬間にコートに立っていてこそ、勝った称号というか、勝利を実感できますから。

 昔から、今ぐらいの年齢が一番脂がのっていると思っていたんです。31歳、経験を十分に積んで、ポイントガードとして一番いいプレーができるはず、と思いながら、20代の中盤くらいからトレーニングを積んできました。少しずつ自分で積み上げてきた感覚もあって、よしそろそろというタイミングでやってしまったケガでしたからね。試合中の接触プレーだったので、プレーをしている以上は避けられないことではあるんですが、最初に手術をしてからコートに戻るまで、リハビリ中などには「なんで俺がケガしたんだろう」と、受け入れられない時期はありました。去年のプレイオフもずっとスーツを着てベンチに入っていましたが、「自分が万全の状態であそこにいられたら」という思いはずっとありました。

Q.それでも創設以来の7シーズンを地元チームで過ごして、数多くの勝利に携わってきました。感慨深さもあるのではないでしょうか?


A.生まれ育った土地にプロチームがあって、そこで長くプレーできるというのは誰でもできることではないので、僕は幸せだと思います。地元出身ということで声をかけてくれる人も多いですし。ただ、これまで長くプレーできたからといって、これからもできるとは限らないです。プロ選手であり、一年一年が勝負なので、そこはこだわっていきたいです。もう膝が痛いおじいちゃんですが(笑)

Q.最後に、これまでの勝利の中で印象に残ったものを一つ挙げるとすると?

A.うーん…、去年のプレイオフで京都に負けた最後の試合ですかね。あ、レギュラーシーズンで も勝った試合でもないですね(笑) やっぱり、負けた試合のほうが印象が強いです。大半のチームがそうですけど、シーズンを負けて終わるとやっぱりその最後の負けた試合が頭に残ります。 そういう意味では、今年こそは勝って終わりたいです。チームの状態も上がってき ていますし、来週末のホーム最終戦(vs浜松、野洲市総合体育館)で今年一番のレイクスの姿をブース ターの皆さんにお見せして、勢いをつけてプレイオフに臨みたいと思います。
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200という数字はまだまだ通過点。そんな強い意志をにじませるキャプテンが、レイクス6度目のプレイオフに挑みます。過去5回の悔しい記憶を、栄光の歴史に塗り替えるため、コート内外でチームを引っ張るシンヤに注目です!



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